忍者ブログ

HDやSDカードについて

カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カテゴリー
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

SD-Audio規格というSDカードの応用規格があります。
SD-Audio規格とは、格納フォーマットに関する規格です。
そして、その規格は音楽のデータを記録する時や、その音楽を再生する時に利用されます。
この規の大きな特徴は、音楽データの著作権に関する保護に配慮している点です。

SDカード内に音楽データを格納する時があります。
その際に選択できる圧縮方式はAAC、WMA、MP3のいずれかとなります。
音楽データを変換してファイルを作成します。そしてそのファイルを暗号化することによってSD-Audio形式とします。

著作権保護はCPRMともいいます。
CPRMはContent Protection for Recordable Mediaの略です。

著作権保護に対応していれば、インターネットから購入した(ダウンロードした)音楽データを聞くことができます。
もちろんこの場合は、SD-Audio形式によってSDカードに記録できるものに限られます。
SDカードのアプリケーションに関する規格は他にもありますが、SD-Audioが最初に作られました。
この規格が作られる前までは、音楽データの著作権が保護されていませんでした。
そのため、アメリカの音楽に関わる人たちが中心になって、著作権保護に関する規格を作る団体が設立されました。
そして、その団体が制定したものが、SD-Audioという規格です。

SD-Audio規格のファイルフォーマットはMP3のような圧縮形式ではありません。


PR

SDカードにはSDメモリーカード、miniSDカード、microSDカードがあります。
それぞれのSDカードの形状にはさまざまな違いがあります。

SDメモリーカードのサイズは縦32mm×横24mm×厚さ2.1mmです。
miniSDカードのサイズは縦21.5mm×横20mm×厚さ1.4mmです。
microSDカードのサイズは縦15mm×横11mm×厚さ1.0mmです。

面積はそれぞれ768mm2、430mm2、165mm2となります。
面積比はSDメモリーカードを100とすればminiSDカード56、microSDカードは22ということになります。
 
容積はそれぞれ1593mm3、589mm3、165mm3となります。
容積比はSDメモリーカードを100とすればminiSDカード37、microSDカードは10ということになります。
つまり、microSDカードの容積はSDメモリーカードの1/10の大きさということになります。

重量はSDメモリーカードで約2g、miniSDカードで約1gです。
端子数は、SDメモリーカードは9ピン、miniSDカードは11ピン、microSDカードは8ピンとなっています。
書込禁止スイッチはSDメモリーカードにはありますが、miniSDカードとmicroSDカードにはありません。
接続性ですが、専用アダプターに挿入することにより、miniSDカード、microSDカードともにSDカードと互換しています。


SDカードについての応用規格というものがあります。
そのうちのひとつにSD-Binding(SDバインディング)規格というものがあります。
この規格は、SDアソシエーションが定めました
どのような規格なのでしょうか。
簡単にいえば、SDカード内へのデータの保管方法について定めた規格です。
この規格はCPRM for SD-Binding規格とリンクしています。
これにより、SDカードに保管されているデータと機器側を結びつけます。
そして結びつけた機器以外ではデータを利用できなくすることで、プライバシーの保護や著作権の保護を行なうものです。
ちなみに4C Entityとはインテル、IBM、東芝、松下電器産業が設立した団体のことです。

この規格で扱うことができるデータは、音楽データや画像データ、ダウンロードコンテンツなどです。
著作権が保護されている音楽データなどは携帯電話の中にある内部メモリにだけ保存することが可能でした。
しかし、SD-Bindingを利用することによって外部のメモリに保存できるようになります。
外部のメモリとしてSDカードやminiSDカードなどがあるとします。
この時、著作権を保護しつつ内部メモリからコンテンツを取り出して、外部メモリに保存できるようになるのです。
 
これまで、データフォルダがいっぱいになってしまった時、さらに新しいデータをダウンロードするには、古いデータを消去する必要がありました。
SD-Binding機能を持つ携帯電話を利用すれば、miniSDカードなどの外部メモリに保存すればいいことになります。


SDカードの規格を定めている団体はSDアソシエーションといいます。
SDカードに関係する仕様などを決めている団体です。
SDアソシエーションとは、どのような団体なのでしょうか。

SDアソシエーションとはSDカードに関する技術についての標準化を図っています。
また、各社で製造された製品について、互換性が確保されているのか、ということも確認しています。
もちろん、SDカードが普及されていくように宣伝等も行っています。
SDアソシエーションはアメリカで設立されました。
カリフォルニア州サンラモンに本部が置かれています。
2000年1月に日本の企業である松下電器産業、東芝、アメリカの企業であるSanDisk社の3社によって設立されました。
現在では1000社近くの企業が参加しています。
世界中のさまざまな産業界の企業が会員として加入しています。

会員にはGeneral MemberとExecutive Memberとがあります。
Executive Memberになると、SDカードの仕様等の検討をしたり、投票に参加したりする権利を得ることができます。
また、下部組織として、技術委員会とマーケティング委員会が設置されています。

年会費はGeneral Member(委員会へ参加することはできず投票権もなし、ライセンスなし)で2,000ドル/年です。
General Member(委員会へ参加することはできるが権及び投票権はなし、ライセンス込み)で3,000ドル/年です。
Executive Member(委員会へ参加することもでき投票権も有り、ライセンス込み)で5,500ドル/年です。


これまで、SDカードにおける表記について、データ転送速度に関しては、各会社によってさまざまに異なりました。
しかし、実際に使用する段階でその性能が出ているのかどうかは、よくわかりませんでした。
そこで、SDアソシエーションは「SDスピードクラス」を定めました。
これはデータ転送速度の目安となるものです。
SDカードの対応機器やSDカードが、それぞれの商品に「SDスピードクラス 」を表記することになりました。
それによって、転送速度についてのカードの選択が簡単になりました。
現段階で規格化されているものはClass2、Class4、Class6、この3種類です。

保証される読み書き時のデータ転送速度としては、Class2で最低2MB/秒以上となります。
Class4では最低4MB/秒以上、Class6では最低6MB/秒以上が保証されます。

SDカード対応機器やSDカードは、書き込み時や読み込み時の転送速度によって、各クラスに振り分けられることになります。
そして、どのクラスに属しているかについて、製品やパッケージにマークを書き込むことになっています。

動画撮影をしたり、やデジタルカメラで連写したりする時は、連続的に大量のデータを書き込みます。
そのため、要求されるデータ転送速度に関しては、ある一定以上となることが必要となってきます。
SDスピードクラスに対応した製品であるならば、転送速度が明示されています。
そのため、製品の選択を簡単に、かつ間違えることなく行えるようになりました。


<< 前のページ 次のページ >>
Designed by 桜花素材サイト